面白い。典型的な任侠ものだと思う。ライバルの組からの嫌がらせで、むしろ組員たちの結束が高まり、観客を高揚させておいてから、お決まりの展開に。その展開がすごく速くて、息をつく暇がなかった。
映像も決まりまくっていて、気持ちいい。特に、健さんと杉浦直樹(一度もサングラスを取らない)の対決で、2人とも白の服を着ているけど、それを少し血に染めているので、かっこよさが際立っている! 健さんと混血少女との絆、長崎ロケも良かった。
本作をベースにした「殺し屋人別帳」の脚色のうまさにもうなった。
「石井輝男 キング・オブ・カルトの猛襲」