どうなんだかな?昔は爆弾抱えて走るバスだけの設定で全編引っ張った方が話が絞れて面白いはず、なんて思っていたが、改めて観るとこのエレベーターとバスと地下鉄とゆう三段構えで炸裂するアクションごった煮状態は出来栄えはともかく腹は膨れる。要はマクドナルドのメガマックセットを注文する客層に向けて作ってるようなもん。
つまり序盤と終盤のアクションは描き方が雑で蛇足ですよ。中盤のバスのシークエンスだけが異様に完成度高いとゆう、なんともアンバランスな作品で辛口に見ればケッ作ってところかな。
ただしこれ役者が良いんですよ。スポーツ刈りで肉体もシェイプアップされたキアヌ・リーブスに、成り行きからバスの運転を任されるサンドラ・ブロックのさばさばとテキパキとしたお芝居。とにかく観ていて誰しも好感を持ててしまう、多分そこに騙されたんやないか?それを映画全体の出来栄えとイコールと錯覚して。俺は騙されんけどね。
それを証拠に監督のヤン・デ・ボンさん、目立った作品ってこれくらいでしょ?キャメラマンに戻った方がええんやないかな?