上海十月

アラスカ物語の上海十月のレビュー・感想・評価

アラスカ物語(1977年製作の映画)
2.3
「八甲田山」もありちょっとした新田次郎ブームだった77年。黒澤明の直弟子の堀川監督が大作として本作発表して結構宣伝していて子供心に観に行きたいなぁと。なにせエスキモーのモーゼと呼ばれた日本人の話。面白そうだ。で、この歳になってようやく観れた。脚本がナレーション中心なんで無駄にダラダラして、せっかくアラスカまで行ってロケしてるのに良さが伝わらない。この年代の監督は、フラハティに影響されてるから似たようなシーンで突然ドキュメントにしてしまう。驚くのは丹波酋長の登場でしょう。後に「四月の魚」でも酋長やるし日本映画で酋長と言えば丹波さんなのか?もう個人的におかしくて素直に見れない。北大路欣也が雪目になって大変だった語る。「漂流」同様残念だが映画は、頑張った分、映画が比例して面白くなるもんではない。
上海十月

上海十月