荒野の森くま

アラスカ物語の荒野の森くまのレビュー・感想・評価

アラスカ物語(1977年製作の映画)
2.9
先日ロードショー公開され、ハリソン・フォードも出演していた「荒野の呼び声」とほぼ同じお話。

まず舞台・時代設定がゴールドラッシュ時代のアラスカ。

かたや南国生まれの大型犬が犬橇(いぬぞり)仲間で頭角を現し、やがてオオカミと交流し狼族として暮らすまでの話だったのに対し

本作は、エスキモーの中に放り込まれた日本人(北大路欣也)が やがてリーダーシップを取り対立するインディアンと平和交渉を成功させエスキモーたちの食糧危機を救う話。

物語の中盤に砂金探しの過酷な旅に出て苦難の末に金を発見するも大金持ちにならずに仲間を優先するとこも同じ。

でも本作では「荒野の呼び声」と違って、北大路欣也の何がエスキモーの信頼を得たのか説明されておらず新田次郎の原作のダイジェスト版でしかない。