カミワザ

ラットレースのカミワザのレビュー・感想・評価

ラットレース(2001年製作の映画)
4.2
本作もメディアを所有しているお気に入り。
アメリカンコメディの中で私のツボにハマる一本です。

ラスベガス→ニューメキシコまでの700マイル(1000km)のレースに一番最初に到達した者には賞金は200万ドル(2億円)を手にすることが出来る。しかもルール無し!!
それ故に何でもやります。人間の汚い部分みせ放題。これが楽しい。
なので爽やかな笑いなどあろうはずもありません。
ですがそれも相まって、ドタバタ感をテンポ良くみせてくれるのです。

そしてキャストが凄い。
これはもう、最強のコメディ俳優陣。
しかも、ひと味もふた味も癖のある役柄ばかり。まともなキャラおりません。
ローワン・アトキンソンは特にキモさ突出しており、ちょい役で『ミザリー』のキャシー・ベイツも出ています。

富豪ドナルドのように参加者6組の誰が先にゴールするか予想してみるのも面白い。
初めて見たとき私は、ドウェイン(セス・グリーン)とブレイン(ヴィンス・ヴィーラフ)兄弟を応援。
スタートと同時にニューメキシコへの空路を確保すべく一斉空港へ走る。
が、ドウェインとブレイン兄弟は「空港ってどっちだ」って、おい!!

『バタフライエフェクトの』エイミー・スマートも登場し、彼女はまともそうなキャラクターだなと思ったら違った・・・

一番笑った参加者はランディ(ジョン・ロヴィッツ)一家。全てのシーンで爆笑です。プレイリードックとかね。

6組それぞれテンポ良く描かれ、他の組と面白可笑しく絡んでいく展開を実に巧みに描かれているから最後まで目が離せない。

個人的にですが、本作含めコメディは吹き替えで観てもらった方が楽しめると思います。(会話の中の間がつかみ易いので)

結末もGood!!
DVDの映像特典、NG集でも更に笑えて大満足なんです。
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