邦画のリメイク版が上映されててどうせならオリジナル見とくかと鑑賞。
事故によりそれ以降1日しか記憶を保持することができない短期記憶障害の女の子ルーシーとハワイの水族館で働くちょっとチャラ男のヘンリーとの一途なラブコメ。
これまで家族の計らいにより特別な生き方をしてきたルーシーだったがヘンリーとの出会いで大きな変化が訪れる。
ヘンリーはルーシーの病気を知りながらも口説き続ける。
それも昨日と同じ手法ではなく異なるアプローチで毎日毎日、出会いからデートまでをロマンティックに演出する。
どれほどその日に良い関係を築いても次の日になれば他人としてリセットされてしまうのがものすごく切ない。
しかし、その設定こそがこの映画のキモであり、どうやって関係を深めてどのように乗り越えて行くのかが見所である。
ドキュメンタリーを見ているようだ。
ルーシー家族、水族館、カフェの人たちはハワイアンらしくみんな陽気で優しさに満ちている。
ヘンリーが飼育しているセイウチやペンギンも良い味出しており動物に好かれるのは良い男の印。
また、ビーチボーイズの挿入歌も抜群にハマっていて夏らしさを感じる。
ラストはいくつかの予想できるが、期待を裏切らない締めだと思う。
尺は短めだがテンポはとても良く、コメディとシリアスな恋愛とのバランスが絶妙。
パーフェクトなデートムービー。
