もやし

25時のもやしのレビュー・感想・評価

25時(2002年製作の映画)
3.8
主人公は麻薬の売人。バレて逮捕され、刑務所に収監される前日からを描く。



会話劇だね。
恋人、父親、旧友、犯罪仲間。色んな人と会って話し続ける。
小粋で大半は無意味な会話。
主人公の不安や苛立ちが伝わるかのように、聞いてると段々イライラしてくる。
楽しく凄そうと思っても、全然楽しくない。

主人公が鏡に向かって全方位的に悪口を言うシーンがあるけど、まあこれから刑務所7年入ると思うとあんな心境になるよな。
全てを恨むって感じで。



そして徐々に強くなっていく後悔と哀しみ。




そんなに好きな映画ではないけど、ラストの素敵なシーンで悪くなかったなと思う。
もやし

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