誰かにも前勧められたことがあったなーというのと、エドワードノートン主演でスパイクリー監督ということで観た作品!!
以下ややネタバレ含みます。
麻薬のディーラーとして稼いでたモンティが7年の刑期で刑務所に入るまでの25時間を描いた今作。
服従か逃亡か自殺かの葛藤。
どれも勇気が要りすぎる。
自分ならどう過ごすだろうか。。
それにしてもエドワードノートンとわんこドイルの画がすごくよい。
ダルメシアンのドイルもカッコよくスタイリッシュでかわいい。
お散歩してたら思わず声かけたくなる2人。
エドワードノートンの演技はやっぱりよかった。
ナチュレルや友達、父親と話すときも目を合わせなかったり、目が泳いだり。
それまでの自信なんて嘘のようになくなってて、不安げな目をしている。
話してはいるんだけど、どこか心ここに在らずっていう感じがとても上手だった。
また、現実を受け入れられず混乱している様もよく出てた。
誰がチクったのだろう、一体誰を信じてもよいのだろうか。
なぜこんなことになってしまったのか。
そもそもこんな世の中が悪いんだ。。
ふぁっくゆー。
けど、やっぱり、大切な人生を棒に振った自分が1番くそだ。ふぁっくゆー。と。
父との食事中のトイレでfuck youと書かれた鏡と対峙するシーン。
徐々にヒートアップしていく彼の口調。
ビンラディン氏が出てくるあたり時代を感じたし、スパイクリーの社会への叫びそのものなんだろうな。
あのシーンは震えた。笑
すごかった。
最後の最後まで彼の心の葛藤がわかり、辛かった。
務所に入ってからも2枚目であるからゆえ目をつけられたり、出所後に待ってるよって言った人が待ってなどいなかったり、辛い現実が待ち受けているかもしれないと思うと余計に。
けど、それでも、彼はこの25時間で、周りの人たちの愛を再確認することができている。。
そこがとてもよかった。