あれから19年なのか。
9.11直後のNY
麻薬密売で7年の刑期が決まったモンティの収監されるまでの1日を描く。
混沌としたNYと、全く自分の感情の整理がつかないモンティがシンクロして描かれているように感じた。
モンティが鏡に向かって、自分とは違うルーツの人達へ盛大に吐くヘイト発言のシーンにスパイク・リーらしさを感じつつ、多種多様な人達が暮らす街の難しさを垣間見た気がした。
そして、刑務所が更生する場所として全く描かれていないことにも驚く。「13th 憲法修正第13条」もう一度観ようと思った。
人だけではなく、街も傷つくことがあるのだと改めて感じる。
猜疑心に包まれたようなNYの街並みが心に残った。
24時ではなく、敢えて25時にしたであろうそのラストシーン。その1時間がNYにもあって欲しいと願って作られた映画なのかな?と私には感じられた。