鍋レモン

オーシャンズ11の鍋レモンのレビュー・感想・評価

オーシャンズ11(2001年製作の映画)
4.3
⚪概要とあらすじ
フランク・シナトラ主演の「オーシャンと十一人の仲間」(60)をリメイク。

保釈中のカリスマ窃盗犯ダニー・オーシャンは刑務所暮らしの4年間にとてつもない犯罪計画を練り上げていた。それは、ラスベガスの3大カジノの現金がすべて集まる巨大金庫から、厳重な警戒とセキュリティシステムを破って現金を盗み出すというもの。その額なんと1億6000万ドル! オーシャンは旧友のラスティに話を持ちかけ、この計画の遂行に不可欠な各分野のスペシャリストのスカウトを始める。やがて、11人の選りすぐりの犯罪ドリーム・チームが誕生した。こうして11人のプロによる、ミスの許されない秒刻みの史上最大の強奪作戦が始まった…。

⚪セリフ
「3ヵ月から半年かな?」

⚪感想
ケイパー作品。

12と13を観たかったので11を再鑑賞。

リメイク作品とは知らなかった。1960年に公開されているみたい。

とにかくみんなかっこよすぎて無理。メインメンバーの顔面偏差値高すぎる。
年齢や国籍もちょこちょこ違うのいいよなって。

仲間を集め、作戦計画、作戦実行といった内容だけどめちゃくちゃ面白い。

頭脳派で爽快。
内容的にも伏線があり、笑いあり、過激なアクションで血を見ることがないから観やすい。

ライナスは先にマーク・ウォールバーグがキャスティングされていたけど『猿の惑星』と撮影が被ったそうで、マット・デイモンになったとか。いやマット・デイモンで良かったよ。



⚪以下ネタバレ




カーフレッシュナーの伏線好き。

ダニーの「3ヵ月から半年かな?」のセリフから字幕はそのまま「3ヵ月から半年」。わざと確定しないところがなんか好き。

最後の噴水前のシーン。それぞれが満足そうに一人一人帰っていくのがなんとも。余韻が良い。

⚪登場人物
・ダニエル・オーシャン(ジョージ・クルーニー)
蝶ネクタイ解けたスーツ姿のオーシャンかっこよすぎて。

・ラスティ・ライアン(ブラッド・ピット)
オーシャンズの中で1番好き。色気やばい。
オーシャン出所して1番に会いに来たって言ってたけど1番最初はフランクでは!?
いつももぐもぐしてるの可愛い。テスに会う前にエビみたいなの食べてるシーンが好きだし、ダニーが出所したあとバーガー食べてるのも好きだった。

・フランク・キャットン(バーニー・マック)
気管支が悪化して暖かい気候のカジノへ〜のくだり絶妙に面白い。
ライナスとのシーンも好き。有色人種だからでキレるとこ。

・ルーベン・ティシュコフ(エリオット・グールド)
ベネディクトに自分のカジノホテルを潰され怒。
いつも派手なお洋服着ているおっさん。

・バシャー・ター(ドン・チードル)
爆発物を扱うすごい人。
下水管に行ったのかドロドロだった時やばそうだった。

・バージル・モロイ(ケイシー・アフレック)
双子の兄。ベン・アフレックの弟。
・ターク・モロイ(スコット・カーン)
双子の弟。2人のしょーもない言い合いが好き。

・イエン(シャオボー・チン)
小柄だけど運動神経抜群。中国語しか話さん。
手を挟んだせいで、本番で爆発する時に包帯が巻き込まれ危機一髪。たまたま機械の電池切れで回避。

・リヴィングストン・デル(エディ・ジェイミソン)
パソコンに長けてる人。
手に地図書いたのに汗を拭っていたせいでで消えちゃったの笑う。しかも忘れ物しちゃうやつ。

・ソール・ブルーム(カール・ライナー)
基本体調悪そうで心配。やる時はやる男。
ラスティに人工呼吸された男。


・ライナス・コールドウェル(マット・デイモン)
凄腕のスリ。ボビー・コールドウェルの息子。
停電させるための機会を盗むに行った時にダニーに待ってろって言われたのに行っちゃうとこ好き。

・テリー・ベネディクト(アンディ・ガルシア)
死ぬほどかっこいい。
テスより金でテスに振られる。
吹き替えは中国語だけど字幕は日本語。

・ブルーザー(スコット・L・シュワルツ)
見た目完全悪だけどオーシャンの仲間。
1人で殴ってるふりにほっこり。


以下ストーリー(Wikipediaから引用)。




凄腕の泥棒で詐欺師でもあるダニー・オーシャンは、4年の服役を終えてニュージャージーの刑務所から仮出所した。服役中に練っていた犯罪計画を温めていたオーシャンは、すぐさま仮釈放の規則(州間移動の禁止)を破ってロサンゼルスにいる相棒のラスティ・ライアンと再会し、服役中に企てていた新しい盗みの計画を打ち明ける。それはラスベガスの3大カジノ「ベラージオ」「ミラージュ」「MGMグランド」の金が集まる地下巨大金庫からの現金強奪計画だった。ラスベガスに向かった2人は旧友で裕福なカジノホテル経営者であるルーベン・ティシュコフに計画を打ち明け、カジノの高度なセキュリティを熟知する彼は渋るものの、三大カジノの運営者でライバルであるテリー・ベネディクトに一泡吹かせることができるとして計画に出資することに賛同する。ネバダ州賭博委員会の規制により、カジノには客の掛け金を賄う現金を必ず保持しなければならない義務があり、ボクシングの世界タイトル・マッチ当日には少なくとも1億6000万ドル以上の巨額の現金が集まることが予想され、かくして3人はこの日を決行日と定める。

難題な案件のためにダニーとラスティは昔のツテを頼るなどして、全米中から8人の犯罪スペシャリストが集結する。イカサマ・ディーラーのフランク・キャットン、爆発物の専門家であるバシャー・ター、機械制御に長けるモロイ兄弟、電気通信の優秀なエンジニアであるリヴィングストン・デル、凄腕の曲芸師イエン、往年の名詐欺師ソール・ブルーム、そして伝説的な泥棒「ボビー・コールドウェル」の息子で、まだ駆け出しでチンケな犯罪しかしたことはないが「黄金の指を持つスリ」の異名を取る青年ライナス・コールドウェル。チームはベラージオの偵察を行い、建物の構造やセキュリティ、スタッフの状況などを把握していく一方で、必要な道具を揃えたり、身分を偽ったフランクやブルームをホテルに潜入させるなど準備を進めていく。その中で、ラスティは、ダニーの元妻であるテスが、現在はベネディクトの彼女であることを知る。今回の計画がダニーの個人的な復讐によること、そもそもテスを失ったショックで仕事をミスして刑務所に収監されたことから、ラスティら仲間たちはダニーの判断能力を疑って非難し、計画の遂行を危ぶむ。しかし、ダニーは私情によって計画に支障が出ることはないと周りを説得する。

計画当日。ベネディクトはホテル内にダニーにいることを知り、彼が良からぬことを企んでいると察して部下のブルーザーに命じてストレージルームに監禁させる。また、武器商人の裕福な客としてホテルを訪れ、警備室に入り込んでいたブルームは見るからに体調不良で、そのまま倒れて昏倒してしまう。しかし、実はこれはすべて計画通りであり、ダニーとブルーザーは旧知の仲で、ダニーは換気ダクトからホテルの内部へと入り込んでいた。ブルームの役割は、警備室の警備員たちの目を一時的にカメラから逸らし、リヴィングストンが密かにシステムを乗っ取るためのものであった。荷物に紛れて金庫室に入ったイエンは内部からセキュリティを破壊して、ダニーと合流する。バシャーがベガス一帯に大規模な停電を引き起こしてカジノやボクシング会場を混乱させた中で、ラスティはベネディクトに電話をかけ、金庫室を乗っ取ったことを伝える。警備室の監視カメラから状況を確認したベネディクトに対し、ラスティは半分の約1億ドルをホテル前に停めたバンに積み込み、これを見逃すことと、金庫室に潜入した仲間の安全を要求し、約束を守らない場合は金庫室に仕掛けた爆弾によって残る半分の金も失うことになると脅迫する。

状況が掴めないベネディクトは要求を飲むフリをして、現金の入ったカバンを積み込んでホテルを後にするバンを部下たちに追跡させ、また、金庫室には密かに連絡したSWATチームに制圧させようとする。しかし、SWATの制圧作戦は激しい銃撃戦になり、そのために犯人たちは残った現金ごと金庫室を爆破して結局、多額の現金は失われることとなってしまった。唯一の手がかりとなったバンの方は倉庫街で急停止し、部下たちが確認すると運転席には誰もおらず、遠隔操作されていた。さらに荷台が爆発し、積んであるはずの現金の代わりに何故かピンクチラシが舞い散る。SWATが撤退した後、金庫室に入って状況を確認するベネディクトは、確かに多額の現金が失われたことを確認しつつ、数日前に部屋の床に入れたはずのベラージオのロゴが、監視カメラからの映像には無かったことに気づく。実は、監視カメラから見れた金庫室の映像はすべて前もって収録された映像であり、SWATの銃撃戦も爆発もすべて偽りであった。SWATの正体こそラスティら、ダニーの仲間たちの変装であり、そのまま撤退に見せかけて金庫内の現金をすべて持ち出していた。

ベネディクトは急いでダニーを監禁しているはずの部屋へ急行するが、そこにはそのままダニーがいた。ダニーの仕業だと確信するベネディクトは、金を返すよう要求するが、ダニーは何も知らないと白々しくとぼける。しかし、テスを諦めるなら、自分のツテで金を取り返してやっても良いと提案する。ベネディクトは、その要求を飲む。ところが、このやり取りは監視カメラを通して、テスが観るように仕組まれており、信じていたベネディクトの裏切りを彼女は知る。ダニーが、金の行方を追う方法として明らかな嘘を付いたためベネディクトは、仮釈放規則に違反しているダニーをそのまま警察に引き渡す。そこにテスが現れ、彼女はベネディクトを見捨て、ダニーに元に戻ることを誓う。ダニーの仲間たちはベラージオの噴水の前で勝利を喜びあった後、1人ずつその場を後にする。

後日、ダニーが改めて刑務所から出所したところ、駐車場にはラスティとテスが待っていた。再会を喜び合うダニーとテスは、ラスティの運転でその場を去る。その車の後を、ベネディクトの部下が尾行していくシーンで物語は終わる。

⚪鑑賞
午後のロードショーで鑑賞。(2018/8/11)
午後のロードショーで鑑賞。(2021/10/18)

⚪パンフレット所持
鍋レモン

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