140字プロレス鶴見辰吾ジラ

オーシャンズ11の140字プロレス鶴見辰吾ジラのレビュー・感想・評価

オーシャンズ11(2001年製作の映画)
3.6
豪華絢爛なスターの共演としてのエンタメ映画とは申し分ない。プレスリーの曲を軽快にヒットさせたり、ラストで流れるクラシックと噴水、さらに逆行の格好良い演出は、オーシャンとテリーの取り巻く男臭い古きよきヒーロー像を全うしていたと思う。ジャージ・クルーニーの彫りの深い顔立ちとブラピの一癖ニヒルに捉えたイケメンぶりはセクシーに決まるショットだし、悪玉のアンディ・ガルシアの影の入ったエレベーターのカットも最高。ガジェットでウキウキするアクションではないが、スター揃いのクライム舞踏会としての魅了は大いにあり、映画でしかできない華のある男気モノだった。