いのさん

オーシャンズ11のいのさんのレビュー・感想・評価

オーシャンズ11(2001年製作の映画)
4.5
《ロマン溢れるスパイ劇 プロフェッショナルな11人の怪盗集団》

保釈中のカリスマ窃盗犯ダニー・オーシャンは刑務所暮らしの4年間にとてつもない犯罪計画を練り上げていた。
それは、ラスベガスの3大カジノの現金がすべて集まる巨大金庫から、厳重な警戒とセキュリティシステムを破って現金を盗み出すというもの。
その額なんと1億6000万ドル≒約150億円
オーシャンは旧友のラスティに話を持ちかけ、この計画の遂行に不可欠な各分野のスペシャリストのスカウトを始める。
やがて、11人の選りすぐりの犯罪ドリーム・チームが誕生した。
こうして11人のプロによる、ミスの許されない秒刻みの史上最大の強奪作戦が始まるのであった。

まずこの作品の醍醐味はロマンがあるということ。
ルパンのような怪盗ものでありながら、キャラごとに役割が振られていていてそれを完璧に遂行する、しかも渋い親父達がw
非現実的なはずなのにどこか日常感溢れる演出が観ていても全く飽きさせない工夫のように感じた。

特に気に入ったのがBGM。
今から始まるぞというワクワク感のあるBGMから優雅なロマンチックなBGMまで作品にあった独自のBGMを使って演出をこだわり抜いていた。

舞台がラスベガスというのも1作品名のド派手さが際立っていた部分だと思う。
個人的には大好きなグランドイリュージョンもこの作品から色々影響を受けたのではと思いました。記録。
いのさん

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