ずどこんちょ

オーシャンズ11のずどこんちょのレビュー・感想・評価

オーシャンズ11(2001年製作の映画)
3.4
平成に生まれたハリウッド映画は数あれど、本作ほど豪華俳優陣が集まった作品は他にないでしょう。
ハリウッド映画のお祭り感としてはアベンジャーズ級。ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモン、そしてジュリア・ロバーツにアンディ・ガルシア…。当時劇場で父と鑑賞しましたが、あの頃はその豪華さがまだそれほどピンときてなかった。
改めて見ると、そうそうたる面々が一つのスクリーンに収まっていることに興奮しっぱなしで、結局映画が終わるまで豪華な絵面に慣れませんでした。ずっと「すごい…すごい…」と呟いていましたよ。

ハリウッドを代表する豪華俳優陣たちが、ラスベガス3大カジノの資金が集まる巨大金庫からの大泥棒を仕掛けます。あっと驚く作戦と、それぞれの個性を生かした鮮やかな手口が刺激的なクライムアクション映画でした。

ただね、アンディ・ガルシア演じる3大カジノのオーナー(要は被害者)がちょっと可哀想で。身も心もすっからかんになるまで搾り取られて、最後はもう不憫でならなかったです。
生まれた時から人を信じて生きてきた善良な市民の私には、オーシャンの“お仕事”は華麗で鮮やかだけれども「なんっちゅう男だ!」とやっぱり許せませんでしたよ。