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紙屋悦子の青春のnobiiitaのレビュー・感想・評価

紙屋悦子の青春(2006年製作の映画)
3.8
(2007.3.9)
病院の屋上と紙屋家、出演する役者は(ほぼ)5人だけ。驚いた。
とても好きな映画だった。温かみのあるユーモアが台詞の中にちりばめられていて、戦時中の厳しい現実が描かれている映画のはずなのに、ほっこりとさせられてしまった。

強い、と思った。人間の心の強さとは、ああいうことなんだろうと思う。

最前線ではないけれど、強烈に浮かび上がる死。
そして後年の二人のシーンは、あの時代のあの戦争を生きた人の重みだと思った。
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