会話劇と長回しと間。
冒頭なんじゃこれ?と思ったが徐々に引き込まれていく不思議な映画。
最後の別れのシーンには泣かされた。又俳優陣の無言の台詞が絶妙。
最後の手紙は読まなかったような気がする。
悦…
『竜馬暗殺』『父と暮らせば』などの名作を世に送り出し、遺作となった本作を、没後十年の企画「黒木和雄映画祭」にて鑑賞。自由を愛し戦争を憎んだ監督らしい最後の作品は、もっともっと映画を作って欲しかったと…
>>続きを読む会話ばかりの作品ですが柔らかい会話と雰囲気に戦争の悲しい出来事が入り魅せられますね。
永与さんと明石さんが悦子の家に訪れたシーンが好きだわ。
ふたりきりになった後のふたりの雰囲気が凄く良いよね。
私…
2006年公開。
長回しとはこういうものだ、というバイブルになり得る。
構図に関しても、ひとつのシーンのうちの7割は登場人物全員のフルショット、2割は各々のバストショットといったもので、カット数が…
NHKの衛星放送をダビングして視聴しました。この作品の事は全く知りませんでしたが、この世界の片隅に に通じる戦時中の市井の人々の物語で、舞台は病院の屋上と自宅の二箇所だけで進行し、登場人物も一桁と言…
>>続きを読む冒頭20分、病院の屋上での二人だけのダイアログを見せ切ってしまう演出力は圧巻。そして、本上まなみがあんなにも鮮やかに軽妙に会話劇を演じられることに驚く。
あんなに美味そうなおはぎがたくさんあって、…
このレビューはネタバレを含みます
初めは、病院の屋上にいる年老いた原田知世と永瀬正敏が話しているのをロングで見せていてこのままこのゆったりした感じで話が進んだら寝てしまうぞと思ったが、過去のシーンへと入ってくると 基本的に紙屋家の屋…
>>続きを読む☆☆☆☆★
泣きました。号泣です。
これほどまでに泣かされた映画は初めてです。
黒木和雄監督の遺作です。
監督のライフワークだった戦争レクイエムはここに完結しました。
戯曲の映像化だけあり主な…