TSUBASA

アーティストのTSUBASAのレビュー・感想・評価

アーティスト(2011年製作の映画)
3.9
第84回(2012)アカデミー賞作品賞受賞。

まさかの全編モノクロ、サイレント。

このご時世にこの形式を
導入してきて、しかもアカデミー賞
最多5部門を受賞するとは
天晴としかいいようがないです(°_°)

不思議不思議、サイレントでも
すいすいストーリーが入ってきます。
話はサイレントでの一流スターが
トーキー(発声映画)の登場により
没落し、ある女優が人気を得てくる
中でのラブストーリーです。

世界恐慌の時代ということもあり
世界観は当時を緻密に再現してる
ようでパーフェクト。
音楽も素晴らしく、まさしく
音楽が語りかけてくれてる
みたいなもの。このシチュエーション
はコメディで、シリアスだと
判断できてしまいます。

そして恐ろしいことに口パクでも
おおよそ何をいってるのか
わかるんです(笑)
大事な箇所は、古典映画特有の
字幕のみ画像が節々に入りますが、、

CG技術云々が精錬されてる
この時代にあえて、モノクロだけ
でなくサイレントで挑んできて
かつここまで良いストーリーを
作れたのかと思うと認めざるを
えないです( ̄▽ ̄)

最近のアカデミー賞作品として
バードマンが自分には合わなかった
のでイマイチかなと思ってましたが
十分満足できました。

そして最後の最後に
主人公の一言が音声ではいります。
彼の気持ちが集約された一言で
しょう。サイレントの頃の栄光を
忘れ、トーキーという新たな分野
で活躍するというその一言。

素晴らしい作品でした。