ピンフまんがん

アーティストのピンフまんがんのレビュー・感想・評価

アーティスト(2011年製作の映画)
2.1
終始退屈でこの上ない、つまんない内容の映画だった。
そもそもこの時代にサイレントにする存在意義が見いだせない。ストーリーからしてわからなくもないんだけど、現代映画に沿うようなアイデアが全然ないし、音楽もうるさすぎるし、オマージュか何かの仕掛けがさらに不快だった。しかも、この斬新なアイデアすごくない?って言わんばかりの「賞狙い」のスケベ心が随所に見え隠れしていたし、役者の演技の酷さも際立っていた。チャップリン級の強烈な役者がいないとサイレントも映えないんだなと身に染みてわかった。

サイレントに興味があるなら、純粋に先人の名画を調べて漁ったほうが余程感動できるかと思います。

但し、犬の名演技(もともとは捨て犬だったらしい!)だけは酔わされたのでそこの部分で点数を上げておきます。