赤尾慎之介

アーティストの赤尾慎之介のレビュー・感想・評価

アーティスト(2011年製作の映画)
3.6
「何かしゃべろ」と拷問される冒頭のシーンが、主人公がのちに陥る境遇の暗示となっているなど、随所に工夫を凝らした演出が光る。

だが、そもそもなぜ主人公はあそこまで窮してもなおトーキーを拒み続けたのか、そのこだわりをもう少し深掘りして欲しかった。

野心的な試みだし、その試みに成功したからアカデミー賞まで獲得したのだと思うが、もうひと捻り欲しいところ。

執事役のジェームズ・クロムウェルがいい味出してた。
赤尾慎之介

赤尾慎之介