オースティン

アーティストのオースティンのレビュー・感想・評価

アーティスト(2011年製作の映画)
4.2
この映画を「初めて観た時」の感動を忘れることはできない。

サイレント映画からトーキー映画への過渡期の男女を描くというあらすじは、一見すると目新しさはない。

だが。この映画が「2012年」にオマージュとして公開されたことに意義があったように思う。

古いサイレント映画を現代の観客が観やすいようにアレンジしつつ、敢えて古い演出をする等、とても考えられた作品だ。

今、見返すと、この映画自体も「過去の作品」になってしまったことを感じてしまう。

まだ観たことない人がいたら、正直羨ましい。これからあの「初めて観た時」の感動を得られるのだから。