がんびーの

アーティストのがんびーののレビュー・感想・評価

アーティスト(2011年製作の映画)
3.8
映画が映画を語る。

温かな劇中劇に心癒される。

ずっと気になっていたので観れて嬉しい。映画業界がサイレントからトーキーへと移り変わる時代。その流れに乗り切れずに没落していくサイレント映画界のスター俳優と、トーキー映画の到来と共に彗星の如く現れた若手女優の温かくも儚い恋を描く。

恥ずかしながらサイレント映画といったらチャップリンくらいしか観たことないもので、へーこんな感じなんだぁってのが正直な感想です。映像が映し出されてその手前でオーケストラが実際に演奏するのはかなり魅力的ですよね。一回はそういうの味わってみたいな。

物語の構成はかなりわかりやすかったです。会話が聞こえない分、音楽だったり構図だったりに注意が払えますね。さりげない仕草での感情表現にも普通の映画より気がつけてなんか幸せでした。有声映画が当たり前になった現代で昔の良さを教えてくれる作品は中々無いので素晴らしいと思います。

サイレントからトーキーへの変化の表現の仕方がとても素敵でした。ネタバレになったらやなので書けませんが笑

めっちゃ褒めたな。

ぜひぜひ
がんびーの

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