碧

アーティストの碧のレビュー・感想・評価

アーティスト(2011年製作の映画)
4.3
サイレント映画からトーキー映画へと移り変わった時代のサイレントの大スターの話。

良いモノが新しい良いモノに取って代わる時の両者の葛藤、そういうものにスポットの当てられた作品でした。

エンターテインメントをはじめとして人々に求められる故に輝くことの再認識、また、誇りの在り方は他と比較の上にあってはならないことを感じました。

サイレント映画は初めてでした。

全てが違いました。

アメリカの初期のアニメーション(トムとジェリー・ピンクパンサー・ディズニー)を観ている時の感覚が思い浮かびました。

サイレントに於ける音楽は、現代の映画とは違い(装飾<骨格)の印象を受けました。

音楽がいつの間にか消えている事に気が付いたり、演技が観客に一目で伝わる伝わり易さ、犬が天才的に演技が上手い、ラストに昇華されたステージが楽しかったりしました。
碧