シュトルム凸映画鑑賞記録用改め

ゾラの生涯のシュトルム凸映画鑑賞記録用改めのレビュー・感想・評価

ゾラの生涯(1937年製作の映画)
3.7
第10回アカデミー賞作品賞。
作家エミール・ゾラが、ドレフュス事件でドレフュス擁護のために闘った逸話を中心に描く。
成功した作家としての安逸な生活に満足したゾラが、ドレフュス事件に関わるまでの腰が重く、ストーリー的な焦らしが上手い(笑)
これがあるが為に、事件の裁判などを通して、若い頃の正義感や闘争心を取り戻していく演出が生きてくる。
実際にはゾラ存命中にドレフュスの無罪が確定することはなく、かなり映画的な脚色があるとはいえ、ゾラの主要作品やドレフュス事件のあらましが分かって面白かった。