フランスの文豪エミールゾラの伝記映画。
前半はゾラの生い立ちが描かれややゆっくりとしたテンポで進みますが、フランス陸軍大尉であるドレフュスがスパイ容疑で逮捕される、いわゆるドレフュス事件の話が絡んできてからグンと面白くなります。
この事件の詳細に関してはWikiなどで調べて頂きたいですが、軍部がドレフュスが有罪になりそうな証拠を握り潰して無罪にしようとしますが、ゾラはこれを弾劾し、批判します。
結果としてゾラは法廷に立たされる事になりますが、正義の為に自分の身がどうなろうと立ち上がり、権力を持ち過ぎて腐り切った軍にメスを入れる姿には心打たれました。
1937年に上映された事からも明確に反戦を唱えていたのだと分かります。