ryosuke

十字砲火のryosukeのレビュー・感想・評価

十字砲火(1947年製作の映画)
3.4
正直最初の影による殺人シーンぐらいしか見せ場がない。冒頭から固有名詞をガンガン出していく台詞が重ねられ、下手で怠い説明だなあとは思ったが、その後も会話を馬鹿正直な映像、編集でダラダラ繋げていくだけのシーンの連続で全然面白い場面がない。リロイが「巻き込まれたくない」の一点張りでダラダラ引き延ばすのも鬱陶しい。結局警官のニーメラー神父の警句っぽい反レイシズムの演説がやりたかったんだろうな。ユダヤ人差別の問題を正面から扱ったことは当時は意義があったのかもしれないが、映画としては特に魅力は感じなかった。
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