Jeffrey

秘密殺人計画書のJeffreyのレビュー・感想・評価

秘密殺人計画書(1963年製作の映画)
3.0
「秘密殺人計画書」

冒頭、静寂が支配する真夜中の出来事。エレベーターに細工する怪しげな男。殺人事件、変装、墜落死、新聞の報道と記事、元イギリス情報局捜査員、相談、リスト、疑念。今、手がかりをもとに謎を解決する男が映し出される…本作は‪フィリップ・マクドナルドの原作をアンソニー・ヴェイラーが脚色し、ジョン・ヒューストンが監督した莫大な遺産をめぐる元イギリス情報局の秘密捜査員のサスペンス映画で、ジェリー・ゴールドスミスが音楽を担当し、撮影をジョー・マクドナルドが担当した本作がシネマライブラリーから国内初円盤化されてBDを購入して初鑑賞したが面白い。出演者はジョージ・C・スコット、ダナ・ウィンター、ハーバート・マーシャル‬、カーク・ダグラス、フランク・シナトラ他である。

本作は、冒頭に夜間エレベーターに細工をするハットをかぶった怪しいコート姿の男のー連の作業が写し出されるオープニングで始まる。カットが変わり、大草原を乗馬する子供が写し出される。さて、物語は1人の男が注意深く、人通りの絶えたあたりに気を配りながらゆっくりと歩いていく。突然男は素早くビルの地下へ駆け込み、エレベーターの電源に素早く細工を仕掛けた。

翌日、新聞は事故で墜落死した男の記事を報道している。ロンドンの警視庁は事件性に気がつかなかったが、ただ1人この事件に注目している男がいた。彼の名はエイドリアン。数年前からある不思議な事実に気づいていたのだ。彼には作家としてのある推察があった。そこで親友の元イギリス情報局捜査員だったアンソニーゲスリンに相談することにした。エイドリアンはゲスリンに10人の名前、住所、職業が書かれたリストを手渡し、彼らを調べるよう依頼する。

だがこの時、ゲスリンに自分の疑念を伝えなかったために、恐ろしい事態に発展してゆく。恐るべき殺人犯を追って、謎のリスト唯一の手がかりに元秘密捜査員が活躍し始める…と簡単に説明するとこんな感じで、退屈はしないもののこれ言って驚きもない作風だ。あの空港のトイレでダグラス演じる男が変装をとく描写があるのだが、目をくり抜いたりするところが印象的だ。というか誰がどこから見ても変装しているだろうと言う皮膚感が感じ取れる。

あの狐狩りのシークエンスで、馬に乗り大量の犬たちが追いかけるカット割は画期的で、非常にスタイリッシュでかっこいい。そんで唐突に幕が終わるオチも驚かされる。あの変装を全てとく最後の紹介的な場面でロバート・ミッチャムが変装とくところが何とも言えない。