明石です

ビバリーヒルズ・コップの明石ですのレビュー・感想・評価

ビバリーヒルズ・コップ(1984年製作の映画)
3.4
デトロイト警察の荒くれ者の刑事が、親友を殺した組織を検挙すべく、金持ちの街ビバリーヒルズにて暴れ回る話。「カミング・トゥ・アメリカ」と並ぶエディ・マーフィの代表作。「ミッドナイトラン」や「セント・オブウーマン」のマーティン・ブレスト監督の初期の作品(寡作だけど良作の多い人ですね)。

治安が悪く危険な街デトロイトと、天国のような街ビバリーヒルズの対比が面白い。モラルなり操作手法なりが全然違うから、犯人をすばやく捕まえるためには好き勝手やるしかない。ビバリーヒルズでは捜査令状が必要だけど、デトロイト警察のエディはそんなまどろっこしいことせずにピッキングで侵入しちゃうとか、そういうギャップ笑。あとエディ・マーフィ演じるやり手の刑事が捜査を心から楽しんでる感じ好き。

ジャッジ・ラインボルト演じるビバリーヒルズの若手刑事はちょっと間が抜けてるキャラで、主人公の言葉に乗せられがち。この人、前年の「殺したい女」で悪人になりきれない誘拐犯の役を演じてましたが、こういうあんまり頭良くないけど人の良さそうな感じの役似合うなあ。人好きのしそうな雰囲気滲み出てるし。

個人的にはもう少しコメディ要素を期待してましたが、わりと普通に軽めのアクション映画でした。面白くなくはないけど、期待してたほどではなかった。続編はよっぽどのことがない限り見ないと思う。
明石です

明石です