Risa

神経衰弱ぎりぎりの女たちのRisaのレビュー・感想・評価

神経衰弱ぎりぎりの女たち(1987年製作の映画)
3.5
ペドロ・アルモドバルの初期の作品。
題名だけよく眺めてはいたけど、ハモンハモンからスペイン映画をもっと観たくなり、とりあえずアルモドバル。

これが、私の生きる肌 にまで繋がっていくと思うと合点がいきます。かなり荒削りですが。この人もまた 勢いが大事なタイプでしょう。

この頃はまだ細かいところよりテンポで補うという感じで、ドタバタコメディ。

なかなかの個性派の濃い顔を揃えてるので 画面のインパクトが凄いです。間違ったモダンの表現みたいなメイクです。ピカソの絵みたいな顔だな〜なんて思った事 言って良いかしら、、

主人公は、長く一緒に暮らしていた男が急に姿を消して、苛立ち神経衰弱で不眠症。

その男が昔付き合っていた中年女も 怒りに狂って神経衰弱。

主人公の親友も自殺をはかるほどの神経衰弱。

婚約者と上手くいっていない女もまた 隠れた神経衰弱。

女性ならではのヒステリックというのは 神経衰弱でありながらバイタリティがある状態。

そもそも本人や近くの人がギリギリだと思っている状態は外から見るとモロにアウトな事が多いです。
と言う訳で、時すでに遅し、この頃からペドロ・アルモドバルがアウトであることは言うまでも無いです。