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ヴェラクルスのkojikojiのレビュー・感想・評価

ヴェラクルス(1954年製作の映画)
3.5
1954年 アメリカ 監督:ロバート・アルドリッチ 2022.09.20視聴-428 評価3.5
● ゲーリー・クーパー(ベン)
●バート・ランカスター(ジョー)
 
 南軍兵士だったゲーリー・クーパー(ベン)がメキシコにやってきて、ならず者B・ランカスター(ジョー)と出会う。二人はいつしか淡い友情、いやちょっと違う、微妙な友情で結ばれていく。

 この映画、日活無国籍映画渡鳥シリーズを思い出す。
 ゲーリー・クーパーとバート・ランカスター。 そう、小林旭と宍戸錠だ。特にランカスターのジョーという名前。ここからパクったんじゃないか?キャラクターも全く同じなんだけど。

 やがて二人はメキシコ動乱に巻き込まれ、伯爵令嬢をヴェラクルスの港まで護衛する仕事を依頼される。だが令嬢の乗る馬車には、300万ドルもの金貨が隠されていた......。

 もちろん二人はこの金を狙っているが、この金を狙っているのは彼らだけではない。この金をものにするためには、昨日の友は今日の敵。この関係が入り乱れた争奪戦になる。  
 なかなか展開は面白いが、描き方が雑で深堀がなさすぎる。やっぱり名作というより娯楽対策という感じかな。
 全面メキシコロケーションだそうな。雰囲気は出ているが、あまり大したことはない。

 どちらかというと脇役のバートランカスターがえらく目立っている。
 クーパーは相変わらず、二枚目だ。
 他に髭のないブランソンが、ハーモニカ弾きのガンマンで出演。髭のないブランソンはアルコールが抜けた酒のようだ。

 評価は普通レベルだが、今日の気分にあってなかったのか面白いとは思わなかった。
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