新潟県片貝町。白血病の女子高生 須藤華は半年間の入院生活を終える。久しぶりに家に戻ってくると、兄 太郎が引きこもりになっていた。明るい性格の華は強引に太郎を連れ出し、新聞配達のアルバイトを見つける。さらに片貝まつりで花火を上げる地元中学の同級会 翠嶂会に入れようとする。
実話に基づいた、引きこもりの兄と難病の妹との絆の物語。
難病ものとして中々ベタな展開ではありますが、わかっていてもウルっときちゃいますね。この兄妹がホントに互いを想っているのが伝わってきました。正直、見ててちょっと共感性羞恥を感じちゃったりするほどです。でも兄妹でこんな関係性なのって純粋に素敵ですね。
谷村美月はこの映画のためにホントに頭を剃っちゃったみたいで、まだまだ若い女の子だったのにすごいですね。
妹がお兄ちゃんのために色々行動を起こしてくれるのは素晴らしいことなんですが、前半はちょっとやりすぎなんじゃないかと思ったりしました(笑)。自分はゴリゴリの陰キャなので、あの“陽”を押し付けてこようとする感じはちょっと苦手かなぁ。さらにあの翠嶂会のテンションはついていけなかいです(笑)。そりゃ楽しいのは楽しいだろうけど、どうしても高良健吾が無理してるように見えちゃいました。
ラストの花火シーンはめちゃくちゃ良かっです。普通にキレイだし、色んな人の想いが詰まってると思うと、ちょっと心にグッとくるものがあります。
全体的にベタベタな展開ではありましたが、兄妹の絆の強さが純粋に感動できる作品でした。