酷暑でレンタル店まで行けず、自宅にあったかつて録画した本作を鑑賞。
谷村美月の退院から物語は始まる。抗がん剤でウイッグをしているほどの難病患者。
久し振りに家に戻ると高良健吾の兄は引きこもりになっていた。
心配することしかできない大杉漣と宮崎美子の両親。
妹の治療の為、環境のよいこの街に越してきてから、兄は馴染めなり、引きこもったようだ。
この街には、20歳、還暦なと節目で集まり花火をプロデュース?する風習がある。
病に負けず天真爛漫な谷村美月は、兄の引きこもりを救い出し、花火の会に参加させようとする。
定番的なストーリーではあるが、出演者たちの好感度というか、きちんと病と向き合って作っている感じは悪くないし、
やっぱり、想いを託してあげる花火!
というのは、心に響く。
亡き大杉漣さんへの想いも相まって、もっと高得点を?とも考えたが、
一つだけ、【雑味?】が気になり、感動に完全には浸れなかった。
→嫌なオヤジだね、俺って(・_・;セルジオか?!
高良健吾が途中から入る、二十歳の花火を上げる地元の○○会というのが、物語的にもかなり大きな役割を果たしているのだが
私には、この集団の役割というか、存在の意味がどうも、しっくりこなかった。
なんであんな排他的なの?なんであんなに威張っているの?
もちろん、それが地域社会ってことなんだろうし、現実には役割がちゃんとあるんだろうけど、、、
映画的には、
なかまとあげた花火!という感動はしなかったのが、残念!
ただ、病んでいく姿もきちんと演じた谷村美月は、よく頑張ったと思う。
花火は亡き人への想いを乗せて、今夏も
日本各地の夜空を飾るんだろうな🎆