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大決戦!超ウルトラ8兄弟のkirioのレビュー・感想・評価

大決戦!超ウルトラ8兄弟(2008年製作の映画)
4.5
世代もあり個人的に「ウルトラ映画」最高傑作
ティガ・ダイナ・ガイアの平成三部作、昭和と平成のウルトラ兄弟が次元を超えて集結

奇跡の全員オリキャス+ゲストに加え、空想・浪漫・友情の全てが詰まった脚本
非常に「ウルトラマン」らしい映画かつ
シリーズ初見の人でも楽しめる内容になっている

ウルトラマンシリーズでは積極的に取り入れられた「多元宇宙論」=いわやるマルチバースものである
特に本作は、同じく長谷川圭一がライターを務めた名作「ティガ・ダイナ・ガイア 超時空の大決戦」を思い起こさせるストーリーだ
さらに本作では、現実の中での「ウルトラマン」という TV番組の伝説性も語られ、メタフィクション的な作りがユニーク(のちに仮面ライダーでパクられた)

またキャラクターも初代マン〜ウルトラ兄弟(タロウ・ゾフィーはいないが)、シリーズに大きな功績を残した「平成三部作」+当時の最新作「メビウス」がセレクトされているため、
どの世代からでも入りやすく、シリーズの広がりを掴むことができる

また横浜港開港150周年の前祝作品として製作され、ロケーションも非常に良い

演出のもたつく部分もあるが、
夢の共演とオリキャス、シリーズの集大成として、世代を超えた奇跡の名作である。

〈STORY〉
舞台は横浜
テレビ番組「ウルトラマン」に憧れていたダイゴ、アスカ、我夢の3人はいつしか夢を忘れて大人になっていた。
 ある日、少年時代に出会った謎の少女に再会するダイゴ。少女の不吉な予言と共に、空想のはずだった怪獣と戦う光の巨人「ウルトラマンメビウス」が現れた。別次元から来たというメビウス=青年ミライは、この次元に迫る脅威を避けるため、7人の「ウルトラ兄弟」を探し始める。ミライに協力するダイゴだったが、ミライはなんとダイゴの身の回りにいる人物が別次元のウルトラ兄弟たちだと言う。

 途方に暮れるダイゴよそに、メビウスは現れたヒッポリト星人に捉えられてしまう。怪獣の被害がと現実になり、街に絶望があふれる時、ダイゴに再び少女が呼びかける。そしてダイゴは、別世界で自分もウルトラマンであったことを知る。

 新たな巨人「ウルトラマンティガ」の出現によって、希望を取り戻す人々。その呼びかけに答えて、アスカ・我夢も「ダイナ」「ガイア」に変身、さらに伝説の「ウルトラ兄弟」が集結。これこそ少女の予言した希望の光 8人のウルトラマンだった…!
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