プレモルフライデーの無料旧作特典にて。
導入やテンポ・見せ方も良く、よくある題材ながらも飽きや退屈はなく、基本的には楽しんで見入れる、いわゆる一定以上の面白さが担保されたジャンルもの（無論、担保された面白さに仕上げるだけの技量等が製作陣にも必要なのだろうが）で、
しかしだからこそありがちで食傷気味になりやすいところを、主人公の若さや前半に青春モノを若干入れてるところが少し新鮮で、前述通り見やすいし楽しかったのだと思う。
（特に父親から度々刷り込まれてたあの台詞は、ありそうで中々聞かない名言で、あれだけでも『いい台詞のある映画きたー！』と高ぶった）
ただちょっと後半が尺不足というか、イマイチ回収しきれてない謎が少なくなかったり、
根本的な解決にならない部分があるのが気になり、良作になる可能性があっただけに“勿体無い”という印象が少し出てしまったが、
正直何の期待もせず見始めたので(笑) 概ね掘り出し物とは言いたくなる一作だった。
