アキラナウェイ

アニマル・ハウスのアキラナウェイのレビュー・感想・評価

アニマル・ハウス(1978年製作の映画)
3.6
ジョン・ベルーシのドキュメンタリーを観て以来、この「アニマル・ハウス」が気になって気になって。

どのサブスク配信にもないので、GEOに探しに行ったら、あった、あった ♪

 確 保 ! !

60年代始めのカレッジ・ライフを劣等生グループが巻き起こす騒動を中心に描く、ドタバタコメディ。

フェーバー大学に入学したラリーとケント。新入生を勧誘する多くの男子学生クラブ(友愛会)の中でも一番人気なのが格式高い「オメガ・ハウス」。それに対し、ブルート(ジョン・ベルーシ)を筆頭に、毎晩のように飲んだくれ、騒ぎを起こしてばかりの「デルタ・ハウス」。「オメガ・ハウス」入会を体良く断られた2人は、「デルタ・ハウス」への入会を認められるが—— 。

友愛会と訳されているのは…
サークルみたいなもの?

「フラターニティ」と呼ばれるもので、似た者同士が集まる大学生たちのなわばり的社交クラブだそう。キャンパスにクラブハウスがあり、クラブ員になるとそこに住む事が許されるんだとか。

脚本にハロルド・ライミスとあるが、彼の出演はなし。

どのクラブの会長も皆んな白人の長身イケメンだし、「オメガ・ハウス」の取り巻きの女の子達は皆んな頭の大きいバービー人形みたいで、誰が誰だか認識し難い。しかし、中には豪華キャストも紛れていて、「アマデウス」のトム・ハルス、「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」のカレン・アレン、ケヴィン・ベーコンやドナルド・サザーランドも出ているゾ!!

そして、ジョン・ベルーシである。彼の暴れっぷりが凄い。

それはもう爆竹みたいなもので、いきなり奇声を上げたかと思えば、全員を巻き込んで大騒ぎになる。

食堂に並べられた食材を次々と口に放り込んでは吐き出したり、女子寮を梯子で覗き見してそのまま2階の高さから倒れ落ちたり。ド派手な立ち回りで、観ている者の心を鷲掴みにする。

とにかくおバカで楽しい。

終盤、キャンパス内に留まらず、街のパレードで大暴れする面々。

テロップで、それぞれのその後が語られるが、なんだかんだ皆んな立派な大人に大成する事がわかって一安心。

このノリは合う・合わないの個人差がありそうだけど、大掛かりなセットの破壊とか、ドリフの感覚に近いかな?ジャケ写は「Dr.スランプ」みたいな感じだし、僕は割と好き。