グリーンツー

わが母の記のグリーンツーのネタバレレビュー・内容・結末

わが母の記(2011年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

樹木希林のボケ老人の演技は、本当にリアルで全ての場面で圧倒される。これは賞を獲得して当然。これだけでも金を払って観る価値がある。

樹木希林演じる母親と役所広司演じる息子が、どのような経緯でいがみ合い、また絆を取り戻していくのかを、長い期間を通じて描いた作品。

ラストで主人公が海岸で母親をおぶって歩くシーン。全ての場面はこれを最高に演出するための前フリだと言っても過言ではない。このシーンで「泣く」ためにも、他のシーンは一瞬も見逃してはいけない。