皿鉢小鉢てんりしんり

ヨーク軍曹の皿鉢小鉢てんりしんりのレビュー・感想・評価

ヨーク軍曹(1941年製作の映画)
3.5
『戦火の馬』で馬が荒れた土地を耕すだけで、観客を号泣させるとんでもないシーンがあるが、あれはこの映画からきているのかしら。まあ当然こっちを見て号泣するわけはないのですが……
ゲイリー・クーパー演じるヨーク氏がまるでユーモアに欠けていて、ほんとにひと冗談も言わない。“アメリカ”を体現するキャラクターでこんな造形なかなかないと思うけど大丈夫なんだろうか? 神に目覚める前と後でまるでテンションが変わらない。
散々勲章もらって、映画化の依頼が来てます、に対して、人の命を奪った体験でお金儲けはできません、と去っていく、というのはなかなか壮大なボケになっている。