ジョン・マルコヴィッチによるジョン・マルコヴィッチのための作品。
グレン・クローズ、ミシェル・ファイファー、ユマ・サーマンといった豪華な女優たちの競演も見どころだし、若いキアヌ・リーヴスもひたすら可愛い。
でもやっぱりジョン・マルコヴィッチ様のためのような作品でした。
暇を持て余した貴族たちのロクでもない暇つぶしが、やがて人の心や地位を破滅させ、果ては自らの命まで賭けることになるというなんともアホくさくてしょうもないストーリーなのに!!
どうしようもない連中はいつの時代もいかなる環境でも、下半身の欲求とは切り離せないし人を支配したいと願う。
マルコヴィッチさんってそんなに男前とは思えないしどっちかというとクドいというか暑苦しい感じなのに、この役ではめっっっちゃ色気出しまくりでした。
いやはや役者って凄いですね。
終わり方も最悪で最高でした。
貴族連中はこの後民衆に革命起こされてみんなフランスはぶっ壊れるんだけど、こんなことやってるからだよね、バーカ。