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危険な関係のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

危険な関係(1988年製作の映画)
3.5
禁断の書とも呼ばれたピエール・コデルロス・ド・ラクロの同名小説の映画化。
劇作家クリストファー・ハンプトンが舞台化してヒットさせた同名劇をハンプトン自身が脚色し、スティーブン・フリアーズが監督。
原題:(英) Dangerous Liaisons (1988)

18世紀、フランス革命前のパリ。
社交界に君臨するメルトゥイユ侯爵夫人(グレン・クロース)は、自分の恋人だったバスティード伯爵が、自分を捨てて、ボランジュ夫人(スウォージー・カーツ)の娘セシール(ユマ・サーマン)と婚約したと聞き、復讐のため、かつての愛人のひとりで社交界きってのドン・ファン、ヴァルモン子爵(ジョン・マルコヴィッチ)に、うぶなセシールの純潔を奪うよう誘いかける。
標的にされたセシールには、母親が決めた婚約者がいたが、若い音楽教師のシュヴァリエ・ダンスニー(キアヌ・リーヴス)と愛し合っていた。
実は、ヴァルモン子爵には、伯母ロズモンド夫人(ミルドレッド・ナットウィック)の敷地内に住む貞淑の誉高い美しき未亡人トウールヴエル夫人(ミシェル・ファイファー)を誘惑して肉体を手に入れようという計画があった。
それを聞き面白がったメルトイユ侯爵夫人は、成功したら一夜の愛を与えると約束する。
だが、メルトゥイユ侯爵夫人には、ヴァルモン子爵の知らない新しい恋人がいた…。

物語の展開は、見てのお楽しみ。

「残念だけど、本当の恋というのは、決して幸せではないの」
「理屈ぬきだ 」It's beyond my control.

ジョン・マルコヴィッチが個性を発揮。
餌食となるミシェル・ファイファーとユマ・サーマンの淑女対決は、ミシェル・ファイファーに軍配。
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