ペルシャ猫

シャッター アイランドのペルシャ猫のネタバレレビュー・内容・結末

シャッター アイランド(2009年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

途中からオチの予想はついていたものの、それでも私の読みは甘かった。伏線の数が予想よりも多く、最後の回収の際は、そういうことだったのか!、そことそこが繋がってたのか!と感心した。徹底している細かい設定の数々、天晴れです。

最後のテディの一言は、すべてを総括していた。個人的にはロボトミー手術の恐ろしさについて、何かの機会で医者に聞いたことがあったので、術後の方がモンスターとして生きることに近い、という感覚ではあったが、彼にとっては善人となる手段だったとは。

マーク•ラファロはグランドイリュージョンぶりの再会。共に鑑賞していたルームメイトが、”彼がいるとなんだか癒されて安心する”と発言したが、最後の展開は無事に心休まるものでもなく笑 彼のまた違った一面を観れたのかもしれない。

奥さんに対する罪の意識とその心理描写は、同じディカプリオであるからこそ、インセプションを何度も思い出した。