このレビューはネタバレを含みます
その場にいる訳でもないのに、開幕からずっと不快な気分になるのすごい。下手なホラー映画より怖かった。私はあの、トラウマに苛まれた気持ちの悪い夢のシーンが好き。頭上からたくさん降ってくるの。最初の、夢の中で奥さんと再会するシーンで流れる、
♪ on the nature of daylight / max richter
メッセージのラストシーンで聴いてからずっと耳に残ってる。胸が苦しくなるような不思議なメロディーで好き。どこにも行かないでって、テディがすごく悲しそうな顔でドロレスを抱きしめていて、そこにぴったりだった。全体的にもかなり苦しいお話で、日常生活中にふと思い出した時、ちょっと悲しい気持ちになってる。この映画のミシェルウィリアムズかわいい…
どんでん返しで有名な作品ってハードル上がりすぎてしまうから、事前に謳わないでほしいとちょっと思っちゃう。もう1段階なにか来るのかと期待してしまったけど、来なかったな… でも、この答えを知ったあとに再鑑賞したら、表情やらセリフやら作り込み具合に目を向けたりとても面白いんだろうなと思うし、いつかまた観ようと思う。曖昧ラストも難しかった。
