すいりゅう

シャッター アイランドのすいりゅうのレビュー・感想・評価

シャッター アイランド(2009年製作の映画)
3.7
Shutter Island 2009 thriller / mystery
Martin Scorsese x Leonardo Dicaprio
荒れた海や暗〜い画面、出だしから不穏な予感がし、…!

(以下ネタバレ含)
ドンデン返しものは、寧ろ早めに解りがちと最近は諦めていて、
やはりこれもでしたが、
当時の医療の現実や歴史的事実を背景に、1つ1つギョッとする展開だったり、
妻子の幽霊が印象的に(且つちょっと日本的ともいえる表現で?)絡んできたりと
監督や制作者のこだわりがいつもながら見事だと思います。
(でも私も含め日本人よりは欧米人にウケが良いかも)で、私の☆は3.7に。

狂気か正気か、夢か現実か、そしてラスト!ラストのセリフ、効いてますよね…しかもどちらにも救いがない…⁈

(小ネタ)
スコセッシ監督は、溝口監督の映画がお好きで、この映画も、「雨月物語」のオマージュが。…私、2作とも最近観たのに言われるまで気づきませんでした😅が、凄く分かり易い画像比較と解説がネットにも幾つも:確かに酷似していて全く非なる、見事なオマージュ。勉強になりました。

他のユーザーの感想・評価

どんでん返し映画の代表作に
必ず挙がってるから今更ながら観てみた。

途中からオチが読めてしまったけど
面白かった、けどちょっと切ない終わり方だったね。
Chocomint

Chocomintの感想・評価

3.9
序盤の雰囲気めっちゃ良かったのに中盤に入って中弛みして残念

あの大量のネズミのシーンはどうやって撮ったのか気になる

このレビューはネタバレを含みます

善人で死ぬか、悪人として生きるか

数ある伏線や物語が進むたびに増していく不気味さは圧巻!ラストの展開を含めても何が事実なのかを考えさせられる。

もし、テディが本当に妻を殺したならば、子供を殺した妻こそ悪人であり、妻殺しの自分も悪人となるだろう。また、その事実を認めないことで、妻を善人として死なせたかったという真意が汲み取れる。
しかし、洗脳が事実ならば、人体実験の事実を暴こうとした善人の意識は手術によって死に、黙って生きながらえれば悪人となる。
このどちらとも考えられるラストが、脳味噌にこべり付いて最高☆

結局なにが真実なのか?
そんな信じたものが真実になるという曖昧さと残酷さが、深く心に残った。

先の見えない霧のような作品🌫️
起床転転結だった。
コインだったら表裏表みたいな。
これだからどんでん返し映画はやめられない
シャッターアイランドを案内されてた時のおばあちゃん👵意味深なポーズ取ってたけどどういう意味なんだろう。わかる人いたら教えて欲しいな。
レオ様どの映画でも船に乗ってるイメージ。
C棟に行った時暗闇でマッチをつけてるシーンちょっとバイオハザードっぽくて好き。
伏線とかたくさん張り巡らされてるらしいから考察見ないでまた鑑賞してみよう!
でも記憶なくしてまた最初から見たいとおも思わせる映画!
やっぱりあの終わった時のゾワってくる感じまた味わいたい。
Crnt

Crntの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

最後までどう転ぶかわからない展開に、一見するとすべてが明かされたように思える結末があり、疑いの目を向けて初めて気づくストーリーの可能性に衝撃を受けました。
事実と虚構が入り混じって入れ替わる、深みのある作品でした!
最後が印象的だなあ〜。1回だけじゃ物足りない!全て知った状態でもう1回みたい!!
前情報なしで見た方が良いです!

難解映画ですが、ラストでしっかり理解出来てスッキリ。
最後の台詞がちょっと切ない。

こういうどんどん展開されてく映画大好きです!!!ディカプリオ最高!
シンプルに面白い。
どう見ても伏線だろうなという仕掛けは幾つかあったが、散りばめ方と心臓への負荷のかけ方が上手すぎる。
どちらが真実か分からなくなる様子は(ジャンルは全く異なるが)、「ファーザー」に似た印象を持った。
Mii

Miiの感想・評価

5.0
かなり好きな作品!!
シンプルにレオナルド・ディカプリオがカッコ良すぎるというのもあるし、このスリリングな雰囲気が好きだったり、尚且つ深みまであるという。素晴らしい!笑

最後のセリフの
"Which Would Be Worse: To Live As A Monster, Or To Die As A Good Man?"
からはいろんなことを考えさせられた、、、。
結局テディが下した決断は、自らの現実とは向き合わない選択だったけど、その理由は、「受け入れて生きていくには辛すぎるから」とか「自らが罪を認めないことで、愛する妻を善人としておけるから」とか色々考えられて、、彼の決断の背景を色々と考えてしまった。

伏線がたくさんあったみたいですが、一回では全然気づけませんでした。
鑑賞後ネットで伏線に納得し、2度味わう、、そんな作品です。
れい

れいの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

199本目『シャッターアイランド』
原題 : Shutter Island
公開 : 2010年4月9日
監督 : Martin Scorsese

最初のストーリーから最後のどんでん返しにかけての見せ方がとても上手いなと思いました。自分もテディと同じ目線になってテディがどんどん狂っていくように、こっちも訳が分からなくなってくる。一応途中でテディがジョージ・ノイスと会った時、ジョージからはレディスと呼ばれていたのでテディがレディスなのかなという予想は出来ていましたが、レイチェルとかチャックの正体や幻覚に出てくる妻のドロレスが精神に異常をきたしてた事だったりは驚きでした。最後は多分だけどまたループしだしたって演技かなと思う、自分に終止符を打つ為の。あまりしっくり来てないのは、どこまでがレディスの妄想で、どこまでが本当の出来事なのかの境目がよく分からなかった。
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