踊る猫

シャッター アイランドの踊る猫のレビュー・感想・評価

シャッター アイランド(2009年製作の映画)
3.9
二度目の鑑賞。正直二度目に観た時は 3.7 点、初見の時は 4.0 点の出来かなと思ったので足して二で割ってみた。しかしどうにも語りにくい映画だ。マーティン・スコセッシの映画も例によって『タクシードライバー』と『ウルフ・オブ・ウォールストリート』しか観ていない無知なのだけれど、撮り方の癖を把握出来ないというか「スコセッシらしさ」というものが掴めていないのでその方面からも何も語れないし、「スジ」を語ろうとするとこの非常に繊細に組み立てられたストーリーの「ネタ」に触れることになるし、せいぜいレオナルド・ディカプリオの熱血漢ぶりは素晴らしいなとか幻覚シーンは美しいなとかそんな幼稚なことしか語れないのだった。再鑑賞に堪えられない出来、というわけではない。ストーリーの「ネタ」より、この映画の提示している「メッセージ」こそが重要ではないかと。
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