マリ

シャッター アイランドのマリのレビュー・感想・評価

シャッター アイランド(2009年製作の映画)
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〝モンスターとして生きる〟

予備知識なしで見るのがお勧め
なので、まだ見てない人は
このレビュー読まない方がお勧め

でも2回見るつもりはない、とか
なんとなくストーリー知っときたい
人は、予備知識ありで見るのも
またお勧めなのです。



暗雲立ち込める大海原
荒れ狂う波の船でゲロゲロ吐く
レオナルドディカプリオさま

乗組員はレオ様と相棒
船上での初対面と挨拶

乗っているのはたった2人…なのか?
火事で妻を亡くしたのに水がトラウマ…?

泥泥と心に残る疑問を置き去りに
どんどん進むストーリー

華やかな庭園には似合わない
掃除する鎖をつけた〝patient〟

秘密 だよ と嬉々混じる顔で
人差し指老婆は、子どものよう

何もかもが夢か現かこちら側からは
暴力も拷問の描写もない
平和な施設に見える

にも関わらず、垣間見せる暴力という
単語や怪しげな含み笑い、何かが変

じわじわとこちらの不穏な気を
嘲笑うかのごとく進むストーリー

初見ではついていくのに必死なラスト

最後のモンスターとして
生きる〝選択意思〟

それは何も考えずに日々を過ごし
生きる事は、ただ生かされる事

考えない事すなわちモンスターに
なることは楽なのかな、と
最後に見せた本心と決心

時折思い出す収容所のシーン
本当のモンスターは誰?
マリ

マリ