あしたか

シャッター アイランドのあしたかのレビュー・感想・評価

シャッター アイランド(2009年製作の映画)
3.7
[あらすじ]
精神を病んだ犯罪者だけを収容し、四方八方を海に囲まれた「閉ざされた島(シャッター アイランド)」から一人の女が姿を消した。島全体に漂う不穏な空気、何かを隠した怪し気な職員たち、解けば解くほど深まる謎……。事件の捜査に訪れた連邦保安官テディがたどり着く驚愕の事実とは!?(Prime Videoより)


驚き★★★☆☆
(まっさらな状態で見ていたら多分★★★★★)
ディカプリオとラファロ★★★★★

微妙にオチを知っていたが為にずっと見ていなかった本作。ようやく今回鑑賞したが、やはりオチの驚きが物を言うシナリオなだけあってそこまでの高評価とはならなかった。

それでもディカプリオの終盤の真に迫った演技は物凄い迫力。真実の前で動揺し、必死に自分を正当化しようとする彼の姿は哀れに、可哀想に見えた。彼の演技がこの映画を一段と面白くしているのは間違いない。

相棒のマーク・ラファロの安定感も良い。ディカプリオ相手に全く引けを取らない。彼にまつわるオチに関しても結構驚いた。

その他、島や職員たちから感じる異様な雰囲気も印象的だ。絶対に何か裏があることがすぐにわかるから、観客は身構えながら見ることになるだろう。

正直、"衝撃のラスト"に関しては人によってかなり評価が別れると思う。それでもハマる人にとってはこの上ない衝撃と驚きを与えてくれるので、未見の人は何も情報を仕入れないまま見るのが良い。
主人公と一緒に答えを探しながら、頭を使いながら見る観客ほどラストの驚きは大きくなると思うので、是非集中して見てもらいたい1本。
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