30を超えた途端、マーティン・スコセッシの良さがわかるようになったかもしれない。
自粛期間で映画を観る時間が多く取れるので、挑戦していなかった名作へ。
ディカプリオ、マックス・フォン・シドーやマーク・ラファロなどの名演が素晴らしい。
巧妙に張られた伏線、演出が一気に解決する様は痛快だった。
カラーグレーディングでよりダークに彩る映像は、グリーンバックなども使われている映画でありながら「フィルム映画の良さ」を思い出させる。
ほろ苦いラストシーンも余韻を引きずる。
大ヒットした「JOKER」はマーティン・スコセッシから多大な影響を受けていると散々聞いていたが、テーマ曲がほぼ同じというオマージュはさすがに驚いた。