ふぁるこんりえ

ブラス!のふぁるこんりえのレビュー・感想・評価

ブラス!(1996年製作の映画)
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原題: BRASSED OFF(1996)

1917年に炭坑夫の余暇活動として結成されたバンド、
グライムソープ・コリアリー・バンドの実話をヒントに映画化。

終わったあとに年代を見てびっくり。
17年前の映画とはおもわなかったー!
ずっと前に名前を見たことがあって、見たいなーって思ってて、
BSであってたから見てみた。

前半はほぼうとうと状態で見てたけど、お母さんから喝を入れられ、
目が覚め、後半はもうぱっちり!

イギリス映画は炭坑関係の映画が多いみたいで、
この映画を見てたら、以前見た、リトル・ダンサーのお父さんとお兄ちゃんを思い出しました。

私は小学校のころ、歌って、かっこいいダンスも出来て、かわいくてのSPEEDが大好きで、
その、絵里子ちゃんと仁絵ちゃんが出た、ブラスバンドのドラマを見て、
私は中学校になったら絶対吹奏楽部に入ろうっと思ってたのを思い出した。
でも、ずっと入りたかったバレー部に入って、中学はソフト部。
あんなに思ったことなんて忘れてた。
でも、今のともだちとの環境考えたら、ソフト部に入って本当によかった。
ってこの映画見ながら、いろいろと思ったのです。

あのやけにイケメンな人、ユアン・マクレガーに似てるなーって思ったら、
やっぱりユアン・マクレガーだったー!!

炭坑が閉鎖して、私達がこうやってブラスで優勝してもなんも変わらないって言ってた、
お父さんのスピーチは現実をまるまると言っていて、印象的だった。
炭坑閉鎖によって、何もかも失われ、持っていかれ、絶望的だけど、
この映画は日常にあるシュールな場面をちゃんと撮ってて、笑えるところもあって、
最高な音楽の演奏もあるし、すごい楽しい映画だった。

毎回映画を見てると、ツイッターで検索をするのですが、
今回のブラス!の映画についてつぶやいてる方々は、
なんか専門知識が多く、読んでてとてもおもしろかったし、ためになりました。

病院の庭で、ダニーボーイ(Danny boy)/ロンドンデリーの歌を奏でているシーンがとっても好きでした。
炭坑のかたがよく身に付けている、あのヘルメットに電気がついてるの。
あれ、私も欲しくなりましたし、
あの演奏と、安全燈の光がとっても幻想的で、とってもいいシーンだった。
本当に。

最後の、ウィリアム・テル序曲、最高でした。
正直、テンション上がりました。
そして、あのホール
ロイヤル・アルバート・ホール(Royal Albert Hall of Arts and Sciences)は、
イギリスのヴィクトリア女王の夫であるアルバート公に捧げられた演劇場である。
行ってみたくなりました。

いろんな人の涙がとっても美しく感じた。
紫髪のおばちゃんトリオを見て、早野のばーちゃん思い出した。
ピエロの首つりのシーンは、不気味すぎた。
パーマかけてる人が多い気がして、人の佇まいの可愛さを沢山感じた。

映画って最高です。
ずかずか入ってこず、自然と何かを埋めてくれます。

タラ・フィッツジェラルドさんは、ジョニーデップの女バージョンに感じました。
でも、とっても綺麗な人だったけど、
画像検索したら、裸の写真が出てきて、ちょっとショックだったです。


Monday,3 June 2013