"James, I need you. "
- - - "So does England."
からの「ユニオンジャックばぁん」でつかみはオッケー!
「キングコング対ゴジラ」そっくりなオープニングの「原潜消失」シーンもワクワクさせてくれますね~。
♪ Nobody does it better ...
カーリー・サイモンによる優雅なテーマソングも、たっぷりお金をかけた本作のイメージにぴったり。
今回のボンドガールはソ連最強のエージェント=トリプルX。
演じているバーバラ・バックはリンゴ・スターの奥さんですね。
カイロでのボンド相手のスパイvs.スパイの駆け引きが面白い。
水陸両用のボンドカー=ロータス・エスプリも、シリーズ屈指のカッコよさ!
「ゴールドフィンガー」 のアストン・マーチンや 「007は二度死ぬ」 のリトル・ネリーに匹敵する秘密兵器ですね。
Q先生、グッジョブ!
そしていよいよ、ニッと笑うと鋼鉄の義歯がギラリと光る「不死身の殺し屋」= ジョーズが初登場!
今回ようやく気がつきましたが、イタリアンホラー映画「サンゲリア」に登場する「水中ゾンビ」って、このキャラクターへのオマージュ (あるいは単なるまるパクり?) だったんですね~。(笑)
とかなんとか、この作品の好きなところを挙げ始めたらきりがないんだけど、何よりも素敵なのは、ジェイムズ・ボンドという難しい役どころを完璧に体現しているロジャー・ムーアその人ですよね。
前作「黄金銃を持つ男」の不評 (私は好きだが) から、降板の噂もあった3代目ボンド。
「ここで負けられるか!」という気迫が感じられます。
全編に漂うワクワク感、ユーモアとサスベンスの絶妙なバランス、そしていちばん大事なジェイムズ・ボンドの惚れ惚れするようなカッコよさ。
どれをとってもシリーズ最強の一作ですね!