あやっち

007/私を愛したスパイのあやっちのレビュー・感想・評価

007/私を愛したスパイ(1977年製作の映画)
3.5
【007シリーズ第10作/1977年/主演:ロジャー・ムーア】
ロジャー・ムーアのボンド3作目にして、これが彼の代表作ということでよいのでしょうか。「J・ボンドと言えば?」の問いに「ロジャー・ムーア」と答えられないそこのあなた、ここのわたしにも確かにお勧めできる作品です。だってロジャー・ムーアから見始めた人でなければ、そりゃ仕方がないんですよ、アクションシーンの物足りなさは。
でもね、今回ようやくコツをつかんできましたよ、ムーアボンドの楽しみ方を。そうです、彼は若大将シリーズの加山雄三みたいなものなんです。とにかく自分の趣味だの好みだの、そんなことは一切考えず「とにかくカッコいいのだ、これがイケメンなのだ」と自分に言い聞かせます。ボンドは歌わない若大将なのです。軽い殴り合いのことをアクションシーンと言うのです。とにかくマティーニ飲んで、タキシード姿で大暴れして、女をたらしこめば一丁あがりです。それが何か(`・ω・´)ゝ キリッ
あと今回、ボンドガールのレベルが高い。それと悪役、2m18センチの怪優をお見逃しなく!