りょーこ

暗黒街の弾痕のりょーこのレビュー・感想・評価

暗黒街の弾痕(1937年製作の映画)
4.0
You Only Live Once

扉は開かれているんだ!!
なのに……

人生は一度きりだけど愛に生き過ぎた故にラストは自業自得としか思えないカップルのお話。

あれはやっちゃいかんよ。。。

たった86分に沢山のドラマを詰め込んだ、これまた傑作なフリッツ・ラング作品☆

ニッコリ出来たのに悲しくなって怒って絶望してもう大変!!



前科3犯のテイラーにベタ惚れしたジョー。

模範囚となり出所した彼と即結婚、ハネムーンへ。

しかし早速仕事をクビになったテイラーは、お金の為に銀行強盗。
でもこれはハメられたのだと言う。

だが裁判で有罪となり、電気椅子へ送られることに。

こりゃかなわん!と、テイラーは脱獄を計画するのだが……



前科者ということで、何かしてもしなくても、やっぱりねと後ろ指を指される。

でもそれは当たり前のこと。
それだけのことをしたのだから。

罪を償っても罪は罪。
だから罪は犯しちゃいかんのだ。

ジョーの笑顔が素敵だったなぁ~
太陽、というよりは、その光を受けて輝く美しい花のよう☆

テイラーという太陽がないと生きていけない。

だからって、やって良いことと悪いことがあるんだよな。
恋は盲目、なのか。。。

カエルは、連れ合いが死ぬと自分も死ぬらしい。
誰でも知ってると言うが初耳だった(笑)

っていうか、こんなカエルだらけの宿でハネムーンてw

そんな突っ込み所もありますが、いつも通り引き込まれてしまう見事な作品でした♪
りょーこ

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