ピロシキ

暗黒街の弾痕のピロシキのレビュー・感想・評価

暗黒街の弾痕(1937年製作の映画)
3.9
無実の罪で捕まった前科者の旦那。逃げるぞ、といきり立つ旦那に「自首して無実を証明しなさい」と妻。言うこと聞いて自首したら、たいして調べられもせず電気椅子送りが決定してしまう旦那。お前に殺されたも同然だ、と妻を睨む旦那。私が悪かった、と旦那に謝る妻。

で、ここから面白くなる

旦那への罪悪感が止まらない妻の過剰なまでの献身と、電気椅子を逃れたい旦那の暴走が、人生の、たった一度きりの、人生の、歯車を狂わせてゆくのである......フリッツ・ラング版ボニー&クライド、美しいラストシーン。
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