しゅん

鄙より都会へのしゅんのレビュー・感想・評価

鄙より都会へ(1917年製作の映画)
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ニューヨークの街路の乗馬爆走(西部からニューヨークへ出るのに電話から数分で到着してる)と結婚式の(原因のまったくわからない)大乱闘がすべて。殴られて、水に落ちるとグッとくる。
都会の悪い男からフィアンセを奪い返すカウボーイのシンプルな物語だが、プロットに収まりきらない、端的にわけのわからないシーンが多い。馬疾走と乱闘はもちろん、服屋での騒がしいやりとりも、悪い男が暴れ馬に乗るときのフレームアウトする動きも、どういう意味を付与しているのか全く読めない。これは私が文脈を読めてないだけなのか、それとも意味のわからないものとして当時から受け止められていたのか。まぁラングもホークスもシュトロハイムわけわからない話サイレント期に撮っているから、そういうものかもしれない。

主役のハリー・ケリーが悪役っぽい顔してて、夜の求婚シーンもなんか不気味。
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